”エグゼクティブとは行動する者であり、物事をなす者である”

エグゼクティブという言葉には、どのような意味があるのでしょうか?
『広辞苑』では、「企業の上級管理職」という、大変シンプルな説明がされており、皆さんも同じように感じておられるのではないでしょうか?

一方、経営学の父であるP・Fドラッカーは、著書『経営者の条件』のなかで、「エグゼクティブとは行動する者であり、物事をなす者である」と言っております。

また、「エグゼクティブにとっては、いかなる知識といえども行動に転化しない限り、無用の存在である」とも言っています。同じことが、知財戦略(IP戦略)にも当てはまります。

時代の波に乗る、真なるエグゼクティブのあり方とは?

いまだかつて無い程の大きな経営環境の変化や、社会常識の変革が起ころうとしている今、経営判断の根拠や、経営資源として知的財産を活用する能力が、これからの経営者や経営幹部には非常に重要な能力となってくるのは間違いありません。

言い方を変えれば、経営判断により行動を起こし、物事をなすことができる立場にあるエグゼクティブであるからこそ、会社を変えるための原動力として戦知的財産を戦略的に活用することができるともいえます。

“変化はコントロールできない。できるのは、変化の先頭に立つことだけである”

ザックの提唱する「エグゼクティブIP戦略」は、「知財について行動を起こせる人が、経営や事業のために知的財産を積極的に活用する知財戦略」のことであります。

ドラッカー氏は、著書『明日を支配するもの』において、「変化はコントロールできない。できるのは、変化の先頭に立つことだけある。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが、変化の先頭に立たないかぎり、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代を生き残れるのは、チェンジ・リーダーとなる者だけである。」と述べています。

コロナウイルスの影響で急激な社会構造や認識の変化が起ころうとしている今、変化の先頭に立つ「チェンジ・リーダー」になることが求められており、それができない会社は淘汰されてしまいます。

知的財産を経営戦略や事業戦略に取り込んでいない企業が多い今こそ、チェンジ・リーダーになるためにも、「エグゼクティブIP戦略」に取り組むのに最適なタイミングなのです。


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